2013年12月26日 (木)

フィリピン被災障害者支援に対する現状報告

フィリピン大型台風30号における被災障害者支援に際し、これまでに暖かいご支援を頂きました皆様に心より御礼申し上げます。
DPI日本会議では、加盟団体および、東日本大震災支援においても連携してきたNPO法人ゆめ風基金と共に、今回の支援活動を行うこととしました。

この支援活動が、被災地の障害者の生活環境の復興に役立つよう、まずは、
①現地当事者組織の拠点整備
②福祉機器の提供
の2点に支援方針を絞ります。
レイテ島タクロバンの被害状況は壊滅的であり、救援の目途は立っていないため、来年2月に、これまで現地の障害者情報の収集にあたってきたマニラの自立生活センター「ライフヘブン協会」代表のアブナー氏とともにセブ島へ行き、詳細な支援先特定の調査を経て、実際の物資提供に移ります。(なお、現地調査には支援金の一部を充てさせて頂きます)

活動状況は、ブログ等を通じて、随時お伝えしていきます。今後とも、ご支援いただき、見守っていただけますことをお願い申し上げます。

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2013年12月18日 (水)

~復旧でなく、復興へ、そして新生へ~ご支援ありがとうございます。東北関東大震災障害者救援本部は、支援活動を継続しています

東日本大震災の発生、そして東北関東大震災障害者救援本部として活動を開始してから、2年半が経過しました。被災沿岸部の自治体では具体的な復興計画が定まらず、復興住宅の建設および仮設住宅解消の見通しが立たない地域が数多くあります。

活動2年目、救援本部で設置した各地のセンターでは、地域の新たな社会資源となるべく、事業化の方向性を探りました。一方、復興が進むにつれてニーズが減るだろうと予測していた個別支援は、移送サービスを中心により深刻化した状態で、緊急支援から日常支援へと移り変わってきました。

2013 年12 月4 日、障害者の権利条約批准が参議院本会議で承認され、発効から5 年余りでようやく日本の批准が実現となったこの日、震災からちょうど1,000 日を迎えました。今の被災地では、震災前と変わらない風景が見られる場所や暮らしを再建しつつある人々の「日常」と、復興へ踏み出せない場所や現在もなお支援を必要としている人々の「非日常」が混在しています。支援の手が薄れること、退くことは、この差が広がることと同じです。現在もなお支援を必要とする被災者の生活が、時間の経過によって改善されることありません。問題が解決されないまま、支援活動を終了させることは出来ません。

これまでも多くのNPO が震災支援に関わり、そして撤退していきましたが、我々障害者救援本部は、今後も息長く活動を継続してまいります。どうぞご協力・ご支援のほど、よろしくお願い致します。

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2013年3月22日 (金)

ドキュメンタリー映画「生命(いのち)のことづけ~死亡率2倍 障害のある人たちの3.11~」完成のお知らせ

この度、東日本大震災から2年の2013年3月11日を機に、ドキュメンタリー映画「生命のことづけ ~死亡率2倍 障害のある人たちの3.11~」が完成しました。

この映画は、障害者の死亡率が住民全体の2倍以上であるとの事実を踏まえ、被災した当事者、関係者の語りを大切に記録し、広く世界に伝えていくことを通じて、今後の復興や防災、地域社会づくりに提言していくことを目指しています。

またこの映画は、情報保障のための字幕、音声解説、手話が、すべてオープン(常に見える・聞こえる)の形で付与されていることも特長で、世界でも例のない試みと言えます。講演会などで上映し多くの方々に見ていただきやすいよう、37分という長さにまとめました。

この映画は近日中に上映会を予定しており、その日程などは改めて告知いたします。また、団体・ライブラリー上映用ディスクを2013年4月中に販売予定です。英語版も近く作成予定であり、国際的にも発信していきます。

■作品解説
障害のある人の生死を分けたものは何か。どうすれば人間としての尊厳を失わずに生きのびることができるのか。東日本大震災で被災した盲ろう者の早坂洋子さんをナビゲーターとしてこの映画は進行する。

津波で命を失った人たち……家族や仲間たちが語る証言。

そして、ようやく逃げ延びた人たちを待っていた、過酷な現実……避難所で「出ていけ」とののしられる人。床に寝ることができず車いすに座り続けた人。情報も支援も届かず避難指示区域で孤立する人……

そうした中、さまざまな障害者団体や支援団体が、自治体からの協力を得ながら、支援の取り組みを開始する。福島県南相馬市と岩手県陸前高田市では、個人情報の開示を受け、障害者の訪問調査が実現する。

新たな大災害の可能性が指摘される中、震災を経験した当事者、関係者の姿を通じて、今後の復興と地域づくりに向けたあり方を探る。

監 督 早瀬憲太郎(「ゆずり葉」監督)
制 作 日本障害フォーラム(JDF)、日本財団
製 作 特定非営利活動法人CS障害者放送統一機構 目で聴くテレビ
字幕、音声解説、手話付き(オープン)
2013年/日本語・日本手話/37分/16:9/ドキュメンタリー

■お問い合せ先
日本障害フォーラム(JDF)事務局
TEL:  03-5292-7628 FAX: 03-5292-7630 E-mail:jdf_info@dinf.ne.jp
JDF被災障害者総合支援本部ウェブサイト

▽3/11プレスリリース資料
PDF版ワード版

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2012年5月 7日 (月)

ボーイング社より、被災障害者支援へ寄付

今年3月、航空機会社ボーイング社より、被災障害者への支援として、DPI日本会議に対し75万ドルの寄付をいただくことが決定しました。

「弊社の支援が貴団体の活動に貢献し、東北の障害者の自立と平穏な生活につながることを心より期待します」――3月7日にDPI事務所にて行われた贈呈式にて、ボーイング・ジャパンのマイケル・デントン社長より、三澤議長に目録が手渡されました。
今後2年間の被災地障がい者センター運営及び、現在最もニーズ高く、重要な支援となっている移送サービス実施のための福祉車両の購入(6台分)について、ご支援をいただきます。

写真1:3月7日の贈呈式にて、ボーイング・ジャパンの皆さんと(前列右から2番目にデントン社長)

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「東北の障害者の自立のために、早急の支援が必要です。DPIとの連携を通してボーイング社は東北の復興に重要かつ持続的な貢献ができると信じています。東北の障害者を支援し、彼らが忘れられた存在ではないことを示すことで、DPIの優れた支援の一部となり、また我々の長年にわたる日本との絆をより深められることを誇りに思います」と述べられたデントン社長、そしてボーイング社の力強いサポートに深く感謝いたします。

支援を受けるにあたり、この間の救援本部の活動と被災地センターでの活動の様子を伝え、実際にセンターみやぎと県北支部へ訪問していただきました。被災地の様子と今抱えている問題について、自らも被災者である現地スタッフとの意見交換を経て、被災地の障害者にとって今必要な支援は何か、また東北という地において、障害者の地域生活を支える新たな社会資源となるためには、どのような形の支援が有効なのかということを、ボーイング・ジャパンの皆さんと話し合いを続けてきました。

写真2:2月にセンターみやぎ県北支部を訪問していただきました(後列右端にボーイング・ジャパンのグラディーさん)

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被災地障がい者センター、そして救援本部は、ボーイング社という新しい力強いパートナーを得て、これからも活動を続けていきます!

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2012年3月 9日 (金)

東日本大震災に関するTV番組のご案内

▼「東日本大震災1年「この町で暮らしたい~障害者・地域福祉の復興へ~」
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2012-03-11&ch=31&eid=2031

Eテレ 放送日:2012年 3月11日(日)午後6:00~午後7:30(90分)
【出演】
厚生労働大臣:小宮山洋子
日本障害フォーラム幹事会議長:藤井克徳
ゆめ風基金理事:八幡隆司

石巻支部の当事者スタッフに密着取材が入りました!
支援活動の中で巡り合った新しい仲間の奮闘ぶり、ぜひご覧ください。

▼また、被災地障がい者センターいわてのブログも、
 活発に更新されていますので、ぜひこちらもアクセスしてください。
 http://20110311iwate.blog27.fc2.com/

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センターみやぎ石巻支部よりお知らせ!「にょっきり!」出ました!

3月1日に情報誌「にょっきり!」創刊号を発行しました。石巻の街や人、石巻支部のことなど紹介しています。

この創刊号は、被災地障がい者センターみやぎ、石巻支部、県北支部が協力し合い、取材、記事執筆、編集などなど、試行錯誤を繰り返しながら、やっと完成しました。

石巻支部の障がい者スタッフを始めとする編集スタッフみんなの思いとエネルギーがつまった「にょっきり!」創刊号をたくさんの方々に読んでいただきたいと思います。

「にょっきり!」は、石巻市内の店舗、福祉事業所・施設などに置く予定です。無料です。見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。

▼また、下記のURLから、PDFファイルをダウンロードできます。 A4判4ページ分です。ぜひ、こちらもご利用ください。
http://dl.dropbox.com/u/57974329/nyokkiri_vol1.pdf

「にょっきり!」をお読みになってのご感想、ご意見をお待ちしております。メールは hsc_ishinomaki@yahoo.co.jp まで、お願いいたします。

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被災地障がい者センターみやぎ活動報告会 「ありがとう。そして、これから」開催

震災後1年を迎えるにあたり、当被災地障がい者センターみやぎでは、今までご協力頂いた皆さまへ「ありがとう」の気持ちを込めて、活動報告会を開催し、交流の場にもなればと考えております。ぜひ、皆さまのご参加お待ちしております。

日 時:2012年3月11日(日) 13:30~16:00(13:00開場)
会 場:長町南コミュニティーセンター
(〒982-0011 宮城県 仙台市 太白区 長町南1丁目6-15)
申込:事前申込不要、参加費:無料

内 容:
1部 
・代表あいさつ
・各拠点(仙台・亘理・登米・石巻)の活動報告
・黙祷(14:46)

2部
・演奏ライブ
・来場者から一言メッセージ
・閉会のあいさつ

主 催:被災地障がい者センターみやぎ

--「震災から1年を迎えるにあたり」--
東日本大震災から間もなく1年を迎えます。未曾有の災害に見舞われたこの地は少しずつ、ゆっくりと復興へ向け一日一日、動いています。この間、全国の皆さまのご支援を賜り、心より感謝申し上げます。みなさまのご支援のもと、CILたすけっととして、そして被災地障がい者センターみやぎ事務局として活動してまいりました。来たる3月11日という日を「復旧ではなく復興」を目指し、様々な形でつながった方々と共に迎えたいと思っています。皆様のお越しを心の底からお待ちしています。
(CILたすけっと/被災地障がい者センターみやぎ代表 及川 智)

お問合せ先
被災地障がい者センターみやぎ 事務局
〒982-0011 宮城県仙台市太白区長町1丁目6-1(CILたすけっと内)
〔電話〕022-746-8012 〔FAX〕022-248-6016 〔Mail〕cil.busshi@gmail.com

▼被災地障がい者センター各拠点活動報告(2012年2月29日 現在)が、CILたすけっとのブログに掲載されています。
http://blog.canpan.info/tasuketto/archive/748

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2012年1月13日 (金)

障がい者のためのわかりやすい東電賠償学習会

日本弁護士連合会では、東日本大震災及び原発事故によって、障がい者の方々がどの程度の被害を受け、どのような生活を送られているか、その正確な実態把握が出来ておりません。

特に、原発事故における東京電力への損害賠償請求の問題については、すべての障害者に情報が伝わっているかもわからず、情報伝達の工夫もされていません。このままでは、障がい者やその御家族が損害賠償の意味や仕組みについて、十分に理解していないまま請求したり、さらには請求せずに放置している可能性がきわめて高いと考えられます。

そこで、障がい者及びその御家族に対し、損害賠償等に関する正確な情報を提供するため、福島県弁護士会及び日本障害フォーラム(JDF)との共催により、学習会を開催することとしました。

皆さんの抱えている原発事故の問題、悩みなど、具体的事例について弁護士から分かりやすく説明する学習会です。

○原発事故損害賠償ってどういうこと?
○原発事故で私はこんな苦痛を受けたけど賠償してもらえるのかな?
○原発事故で避難したけどその費用は賠償してもらえるのかな?
○障がいによって受けた被害も違うと思うけど賠償されるのかな?
○賠償手続きって難しそうだけど……etc

たくさんの不安や疑問があるかと思います。皆様ぜひご参加下さい。

日 時:2012年1月29日(日)午後1時~3時
場 所:ホテルハマツ 福寿の間2F(〒963-8578 福島県郡山市虎丸町3番18号) 電話 024-935-1111(代) http://www.hotel-hamatsu.co.jp/access/
参加費:無料 

※原則事前申込みが必要です。
※手話通訳、点訳及び要約筆記を御用意する予定です。

主 催:日本障害フォーラム(JDF)、日本弁護士連合会、福島県弁護士会
後 援:福島県,福島県社会福祉協議会、福島民友新聞社

問合先:JDF被災地障がい者支援センターふくしま内
福島県相談支援充実・強化事業 委託事業所 NPO法人あいえるの会
TEL 024-925-2428 FAX 024-925-2429(担当:宇田、橋本)    

お申込:お名前、住所、連絡先、障がいの状況(※当日のバリアフリー対応のため、記載をお願いしております)をご記入の上、FAX で(024-925-2429)お申込み下さい。

詳細・申込み用紙(PDF) 
http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/event/data/2012/event_0129.pdf

プログラム(予定):
原発事故に関する東電に対する損害賠償請求について、以下の説明・解説等を行う予定です。
1 請求できる損害の考え方
 (要援護者特有の損害、例えば、避難に伴う障がいの悪化や支援の必要量の増加など)
2 具体的な請求方法
3 争う場合の解決の仕組み
4 家族や福祉関係者として出来ること,御本人でないと出来ないこと
<講師> 槇 裕康(弁護士) 藤岡 毅(弁護士)

詳細はこちら(日本弁護士連合会ウェブサイト)
http://www.nichibenren.or.jp/event/year/2012/120129.html

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2012年1月11日 (水)

福島県田村市の不服審査請求と和歌山市介護保障裁判について

明けましておめでとうございます。
本年もDPIブログを宜しくお願いいたします。

さて、新年第一弾は、2つよいニュースが飛び込んできましたので、そのご報告です!

まずは、福島県田村市の不服審査請求についてです。福島県田村市において、原発事故等の影響で避難せざるを得ない状況になったにもかかわらず、支給量の増加を認めなかった田村市の決定に対する、鈴木尚美さんの不服審査請求が進められていました。2011年12月28日、福島県より田村市の決定を退ける通知がありました。これは、鈴木さんの主張が認められたことになります。この件については、詳細が届き次第、またお伝えしていきます。

次に、和歌山市介護保障裁判(石田訴訟)について以下にご報告いたします。

■和歌山市介護保障裁判(石田訴訟)

大阪高等裁判所が、2011年12月14日、重度障害者の石田雅俊さん(43歳)の障害者自立支援法に基づく介護給付費などの支給申請に対して、1日あたり18時間以上、1か月578時間を下回らない介護給付費支給決定をするよう和歌山市に命じる判決を下しました。弁護団は、最高裁判所に上告せず、この判決に基づいて、速やかに介護給付費支給決定をするよう、和歌山市の大橋建一市長などに申し入れをしました。

<裁判への経過>
2009年8月21日に和歌山市より、石田雅俊さんが「一人暮らしに慣れた」などの理由で、それまでの介護時間のおよそ100時間削減となる、407.5時間の支給決定をされました。この裁判は、それにより生活が困難になったとして、市に対し訪問介護の24時間化などを求めたものです。

<2010年12月17日一審の判決>
一審の和歌山地方裁判所では、和歌山市の支給決定は裁量権を著しく逸脱しているとして取り消しとなりました。また、市に対し月500.5時間以上月744時間以下の範囲で支給決定を見直すように義務づけたという点が画期的なところです。

しかし、本来求めていたのは744時間の支給決定でしたが、裁判所は「そうしなければ、原告の生命身体に重大な侵害が生じる恐れがあるとまではいえない」と退けました。この判決は、500.5時間以上~744時間の間でより適正な時間を出すよう求めたもので、24時間が必要とは明確にされていません。市の財政状況などを考慮して決めるという市の広い裁量権を一定認めている点も不十分です。また、深夜の巡回型(30分×4回)を前提に支給決定したことは著しく逸脱していると判断したものの、泊まり介助(継続して一晩ずっと介助に付いている)までは認めていませんでした。

一部勝訴判決ではありましたが、上記の諸問題等を検討し、石田さんと弁護団は控訴を決めました。

<2011年12月14日大阪高裁での判決>
大阪高裁は、支給量の決定に際しては、障害のある人の個別具体的な事情を踏まえ、当事者の自立した日常生活を可能とするよう配慮すべきことを明らかにし、また一審では認められなかった夜間の(巡回ではなく)継続での見守り介護の必要性を認め、一審判決よりも更に一歩進んだ判断を示しました。高裁判決は、月578時間を「下回らない」支給決定を和歌山市に義務付けており、24時間介護の可能性も認めた判決といえます。

このように高裁判決は、和歌山市ひいては日本全国の障害のある人の地域での自立生活を一歩前進させる画期的な判決であると評価できると考えます。

<2011年12月28日上告せずの記者会見>
和歌山市はこれら2つの判決を真摯に受け止め、上告することなく、直ちに石田さんに対し自立した日常生活に十分配慮した支給決定、具体的には1日24時間の介護を前提とする支給決定が求められていました。

私たちDPI日本会議は、和歌山市に対して上告を断念するように要望書を出すことを各方面に求め、多くの方々の協力を得た結果、2011年12月28日、原告側も被告側も上告せずとの記者会見がなされました。これにより、判決が確定することになると思われます。

MSN産経ニュース(ウェブサイト)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111228/trl11122820530002-n1.htm

<今後の動き>
これまでに比べて、この大阪高裁判決により、行政庁が、障害者自立支援法に基づく介護給付費支給決定を行うに際しては、障害当事者の自立した日常生活に配慮すべきことが明らかになりました。私達は、この判決で確認された「地域で自立した日常生活」を当たり前に実現する制度を実現するため、全国の仲間と今後も活動を続けていきます。

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2011年12月27日 (火)

障害者救援本部の活動報告

地震発生後9ヶ月がたちましたが、各地で支援活動が続いています。障害者救援本部のこれまでの活動について報告します。

■現在の主な支援拠点と各地の動き■

<岩手県内の拠点>
盛岡市 「被災地障がい者センターいわて」(「CILもりおか」と連携)
田野原村 「ハックの家」と連携
宮古市 「被災地障がい者センター宮古」(当事者プロジェクトと連動)
釜石市 「AJU自立の家」と連携
大船渡市 「被災地障がい者センターおおふなと」
陸前高田市・気仙沼市 「すずらんとかたつむり」と連携

○障害当事者による当事者支援(ピアサポート活動)として、被災地に障害当事者を派遣する「障害者派遣プロジェクト」を行なっています。
○田野畑村の「ハックの家」との連携で、戸別訪問と移送サービスを行なっています。地域の人々とのつながりも増え、送迎の途中などでも「ここに障害者がいるよ」と紹介されることもあります。
○12月から被災地障がい者センター宮古が始動しました。「いわて当事者派遣プロジェクト」や、「ハックの家」の児童デイサービスにも利用する予定になっており、今後被災沿岸部での活動が多様かつ本格化していきます!

<宮城県内の拠点>
仙台市「被災池障がい者センターみやぎ」(「CILたすけっと」と連携)
登米市・南三陸町「被災池障がい者センターみやぎ県北支部」
石巻市「被災地障がい者センター石巻」
亘理町・山元町「被災地障がい者センターみやぎ県南支部」(「ささえあい山元」と連携)

○10月1日に被災地障がい者センター石巻が始動しました。
地元雇用による専従体制を確立しながらボランティアの方々の力をお借りし、送迎、見守り、役所や社会福祉協議会への調査、仮設障がい者グループホームへの調査、バリアフリーガイドブック作成のための調査などを進めていきます。

○被災池障がい者センターみやぎ、活動開始から9月までの活動レポートが完成しました。
以下のURLからダウンロードできます。
http://blog.canpan.info/tasuketto/archive/688

<福島県>
郡山市「JDF被災地障がい者支援センターふくしま」(「あいえるの会」と連携)、南相馬市「ディさぽーとぴーなっつ」と連携、郡山市・福島市・いわき市・田村市・会津若松市の自立生活センターで構成される「福島県自立生活センター協議会(FIL)」と連携し、協力体制や支援活動の方針等について定期的に意見・情報交換を行なっています。

○原発については予断を許さない状況が続いており、長期的に避難することを希望する障害者もいます。個別で県外に移住することを希望する方々に対し、相談と団体間の調整を行っています。何人かの移住がすでに実行され、また移住を計画しています。
○県外での生活をイメージしてもらうための自立生活体験ルーム『サテライトCIL』を神奈川県相模原市に設置され、体験入居が始まっています。一時的な受け入れとしての「一時避難所」と自立生活に向けた「体験室」と、「支援センター」の3つの役割を担うことになります。

また、1月29日(日)に福島県郡山市において、日本障害フォーラム(JDF)と日本弁護士連合会・福島県弁護士会主催の「障がい者のためのわかりやすい東電原発損害賠償学習会」が開催されます。皆さんの抱えている原発事故の問題、悩みなど、具体的事例について弁護士から分かりやすく説明する学習会です。このような取り組みの存在をぜひとも、広くお知らせください。

詳細はこちらから(PDF)
http://dpi.cocolog-nifty.com/mailmg/2011/20111227toudenhoshou.pdf

■今後の活動■
沿岸部に支援拠点ができ、今後は沿岸部の支援活動の強化も重要になります。また、支援拠点が増え、地域に根付いていくにつれて隠れていたニーズが現れ、持続可能な支援に向けた対応が急がれます。しかし、あくまでも現地優先で無理をせず、地元の状況と要望をていねいに把握しながら進めていきます。

今まで行ってきた、通院、買い物、作業所への通所などの移送サービス、支援を必要とする障害者への戸別訪問、家の改造・周辺整備の協力、ボランティア派遣・受け入れ、相談支援強化のための研修会の実施、行政制度の活用の支援や政策提起等を継続して行っていきます。また、これまでの救援活動について障害者の目線で描く映像資料を作成中です。その他、講演活動や各イベントを随時行っていきます。

これまでの活動を振り返り、これからの活動について考える度に、皆様に支えられ活動していることを痛感しています。本当にありがとうございます。皆様からのご支援は、持続可能な支援活動に不可欠なものです。

今後も、地道な街頭募金やイベントも含め、公的助成や各種基金も最大活用し、支援のよびかけを進めていきます。

今後ともご支援、ご協力をどうぞよろしくお願い致します。

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