障害者の航空機利用について

飛行機を利用するとき、
 診断書を求められたことはありませんか?
 
 
経過スキップ!

2002年9月1日より、機側(シップサイド)での
  電動車いすの受け渡しが
  各航空会社にて整えられます。
 
経過スキップ!

 障害を持つ人が航空機を利用しようとすると、常にトラブルがついてまわります。航空券を予約する際に、利用者が障害を持っていると分かると、診断書や同意書を求められたり、障害名を聞かれたり。当日は、1時間前には搭乗手続きを済ますように言われ、車いす利用者であれば、その場で「足」である車椅子を取り上げられ、荷物扱いで再び戻ってきたときには故障すら起こしていたり。車いすの人たちはグループでは飛行機に乗れない、付添い人の同行を条件にされる、新婚カップルなのに隣同士の席に座れないなどの機内での制限などなどなど・・・。これらの「決まりごと」は各航空会社がそれぞれの内部規定によって決めており、根拠や基準もまちまちです。内部規則ですので知らないうちに変更されて、突然、それまで可能だったことが不可能になってしまい、「快適な空の旅」のはずが「ひとり交通行動」なんてことも。

 電車やバスなど日常的に利用する地元の移動手段とは違い、遠距離移動手段としての航空機利用の問題は、なかなかクローズアップされてきませんでした。航空機利用の際の、登場制限、診断書提出などのトラブルは、車いす利用者が積極的に社会へ出、国内外を飛び回るようになって現れてきた証拠ともいえます。

ご存知の通り、本年10月に札幌にて世界会議が開催されます。国内外合わせて2000人の障害をもつ人たちが札幌へ集まりますが、その多くが航空機を利用することになるでしょう。1人でもトラブルの多い、空港で2~3日に分散するだろうとはいえ、2000人の障害を持つ人たちの航空機利用は、様々なトラブルが予想することができます。

DPI日本会議は、この世界会議を1つのきっかけにし、航空機の利用問題に昨年より取り組んできました。

1.電動車いすのドアサイド(機測)からの搭乗
 車いすの人が飛行機を利用する際、航空会社のチェックインカウンターで用意された機内用車いすに乗り移されます。体幹や首の保持が困難な人たちは搭乗までの長い間座りつづけることは困難で、自分の車いすや遠藤車いすでドアサイドからの登場を希望しています。

2.電動車いすのバッテリーの取扱い等、職員の研修の実施
 電動車いすの登載された液体バッテリーは危険物扱いとされ、本体から取り外され収納されています。その際、電動車いすの扱いやバッテリーの処理の方法などに熟知したものが少なく、無理やり扱うことから壊れて到着してから動かなくないというトラブルがあります。そうならないための事前の研修です。

3.障害者の単独搭乗の徹底
 身の回りのことや、トイレなど身辺介助ができている車いす利用者の単独搭乗に対し、同行者を求めることをやめてもらうことを徹底してもらうことです。

4.座席制限の弾力的な運用
 
ドア付近を除く、座席の車いす障害者同士が横並びで座れるようにしてもらうことです。

5.個人情報の提供
 現在航空会社から求められる個人情報には、航空機利用に必ずしも必要と思われないものもあります。旅行会社を通じて診断書の提出を求められたり、航空会社のカウンターで障害名を聞かれたりと、当事者にとってはその必要が感じられず、不快感すら感じるものです。これらのシステムの見直し、特に、障害名に関する調査、診断書の提出要請の停止を求めました。
 

上記のことについて、国土交通省や定期航空協会(航空会社の協会)等と話し合いを勧めてきました。

 

1.電動車いすのドアサイド(機側)からの搭乗については、以下のような回答を定期航空協会から得ることができました。

 

定期航空協会

電動車いすの機側(注)受託について

 標記の件に関し、(略)主要7空港における平常時の取り扱いについきましては、以下の対応とさせていただきますので、ご理解・ご協力いただきますよう、お願い致します。

1.取り扱い開始時期
 国内線、国際線ともに、2002年9月1日搭乗分より開始いたします。
(*)8月中旬までには機側受託のご希望をお伺いできるよう、各社にて諸準備を整えることといたします。

2.ご協力いただきたい事項
 ①機側受託をご希望される旨をご搭乗便ご予約時にお申し出ください
 (*)機側受託調整に日数を要す場合がありますので、ご希望の際はお早めに各社へお知らせくださいますようお願い致します。
 ②搭乗手続きは、国内線は1時間前まで、1時間30分前迄にお済ませください。

3.その他
 前項2.のとおりご協力いただいた場合であっても、結果としてご希望に添えない場合があります。

(注)飛行機のドアサイドのことです。「シップサイド」などとも言います。

ですが、問題は5.個人情報の提供です。

 これまで、交渉を重ねている間にも、診断書の提出を求められたという例がありました。
この診断書の提出は国土交通省もとくに指導をしていません。心臓病など、上空での長時間移動に対して、何らかの不安がある人たちに対して診断書を求めるということならともかく、その他の人へも障害をもつということだけで提出を求められています。

 DPI日本会議は「障害名に関する調査、診断書の提出の停止」について、改めて話しあいを持とうと考えています。そのために、具体的な事例を、提示する必要があります。

 そこで、皆様に「いつ、どのような状況で、診断書もしくは同意書を求められたか」について、ご協力いただきたく思います。


 航空機を利用する際貴方が診断書もしくは同意書を求められた状況について

 1.航空会社
 2.便(国内線、国際線、離発着地など)
 3.何の障害に対して診断書を求められたか

上記のことについて、あなたの事例をお寄せください。
基本的にトラブル事例として公開させていただく(といっても名前は出しません)ことをご了承ください。匿名をご希望の際はその旨をお伝えください。

FAX(03-5282-0017)、

お電話(03-5282-3730)にてお待ちしています。

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