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2011年6月 7日 (火)

被災地みやぎの2か月

「被災地障がい者センターみやぎ」より、CILたすけっとの及川智さんからご報告をいただきました。

 はじめに、東日本大震災で犠牲になられた方々に対し心よりお悔みを申し上げますとともに、被災された方々に対し心よりお見舞い申し上げます。
 
 3月11日14時46分。東北から関東にかけて魔物じみた津波を伴って震度7、M9.0の巨大地震が襲った。当時たすけっと事務所で会議中で、揺れはじめ少しづつ揺れが強くなるにつれ、机にもぐったり車いす上で頭を抱えることしか出来なかった。
 
 指定避難所へ向かい、6時間ほど経ったのち、避難者でいっぱいになった体育館では横になるスペースもなく、トイレにも行けなくなったため、水が出てストーブがあったたすけっとの事務所に戻り、10数人で震災当日の夜を明かした。最初の2日は、事務所を避難所兼支援拠点として、食料、生活用品を事務所に集めて自分達の安全確保と安否確認に終始した。

 その後は、JIL、ゆめ風基金、日本財団などをはじめ、全国各地の団体・個人の皆様から頂いた支援物資をもとに・障がい者の方への物資提供を始めた。思いつく限りの方法でチラシをまき、広報をした。今も続く物資提供件数は200件を超す。この時に全国各地でかき集めてくださったガソリンが本当にありがたかった。改めて心から感謝申し上げる。この物資提供が現在に及ぶ活動の基礎である。

 今回の震災の特徴は何と言っても津波である。津波の被害がない内陸部はほぼライフラインが復旧し、商店も大半通常に戻っている。そうした二分されたような状況がある。現在の「被災地障がい者センターみやぎ」の活動も沿岸部への調査とニーズへの対応が中心だ。また、被災した障がい者の拠点(作業所、通所施設など)の1日も早い再開のため、そして新た障がい者の支援拠点を立ち上げるために必要な救援金を届けることだ。こちらは6つの案件に救援金をお届けすることができている。これからは社会基盤をどう作っていくか、という議論も必要で、そこには運動が必要だと思っている。それをどう作って盛り上げていくか。少しづつ考え、行動していきたい。

 これは「ゆめごよみ風だより」にも書かせていただいたのだが、宮城県は、人・物・金が圧倒的に仙台市に偏っている状況がある。自立生活センターも当たすけっとが唯一である。16年の活動の中で広がっていない。社会資源も乏しいと言わざるを得ないが、その理由の一つは運動団体にあるととみに思う。街、県をもう一度作り上げていくことになるが、その一端を担えるようにしたい。連日ボランティアを含むセンターのスタッフは懸命に支援活動にあたっていただいている。そのおひとりの「さら地と復興は紙一重」というつぶやきが耳を離れない。さら地となった場所には、風土や歴史とともに無限の可能性がある。どんな心を入れ、復興していくのか。長い取り組みになる。
 
 最後に、全国各地から物心両面にわたってご支援いただいておりますこと、心から御礼申し上げます。

写真:「CILたすけっと」代表の及川さん、事務局長の井上さん

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※全国自立生活センター協議会編集「自立情報発信基地」(6月6日発行)より転載

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