講演「社会的排除と社会的企業」(5/31・大阪)
DPI日本会議に送られてきたイベント案内です。お問い合せ、お申し込みは主催者まで直接お願いします。
障害者労働研究会総会 記念講演のご案内
・日時 2009年5月31日(日)
午後1時30分~午後2時(総会)
午後2時~午後4時30分(記念講演)
・記念講演 午後2時~「社会的排除と社会的企業」
講師 福原 宏幸さん(大阪市立大学大学院 経済学研究科 教授)
・会場 大阪市立総合生涯学習センター
第2研修室(大阪駅前第2ビル6階)
大阪市北区梅田1-2-2 Tel 06-6345-5000
(JR大阪駅または北新地駅、阪急・阪神・地下鉄梅田駅下車)
・資料代 500円
・お問い合せ
障害者労働研究会 事務局
大阪市平野区平野北2-12-6
TEL 06-6796-0005
当研究会も準備段階から数えるともう10年ほどが経過し、そろそろ息切れしかけている観もある。ところが昨今、労働や雇用の問題が社会問題のひとつの焦点として取り上げられるようになり、こうした時代の到来は久々のことである。昨秋から始まった経済危機による派遣切り・雇い止めなどの問題は、あらためて現代の労働の不安定性や非人間性、そして若者や外国人などの疎外状況を浮き彫りにしている。
障害者運動の世界においても、労働の課題は脇に追いやられて久しいが、こうした時代状況に照らして、今こそこの研究会活動を活発化させる好機である。そこで今年の総会においては、「社会的排除と社会的企業」と題して、大阪市立大学大学院の福原宏幸さんをお招きすることとなった。福原さんは、被差別部落や釜ヶ崎労働者など差別された人々の労働問題や、フランスにおける労働者の問題などに詳しく、近年は社会的企業に関する論説もみられる。「現代の雇用問題とは何か、社会的排除される人々の労働の課題とは、そして社会的企業の意義と役割は」などを様々に語っていただこうと思う。
<会員、非会員にかかわらず、広くご参加ください>
昨年の総会では、北島健一さん(松山大学)に「欧州における社会的企業論から考える」というテーマで話をしていただき、夏には韓国からゲスト(シン・ヨンホさん-韓国障碍友権益問題研究所長)をおよびし、その後の韓国社会的企業育成法の状況について学んだ。
今年はわが国における雇用・労働の状況を明らかにして、そこでの社会的企業(社会的事業所)はたす可能性を明らかにできればと思う。今年の研究会としては欧州(フランス・ドイツなど)の社会的企業調査、さらには11月には日韓社会的企業セミナーなども企画したいと考えている。韓国の社会的企業は法制定(2007)以来すでに150カ所が認証され、5000カ所をめざすという。わが国の取り組みはあまりにも遅すぎる。
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