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2007年11月21日 (水)

バングラデシュ水害に関して(1)

 11月15日に、バングラデシュをおそったハリケーン「シドル」は、バングラデシュの沿岸部をはじめとして大きな被害をもたらしました。DPIバングラデシュに当たる「BPKS(バングラデシュ障害者福祉協会)」のサタール・デュラル氏(DPI世界書記)から、18日に緊急メールを受け取りましたので、以下にご紹介します。

 DPI日本会議としては、BPKSの募金受入体制が整い次第、日本国内においても募金活動に取り組みたいと考えています。その際には、皆さまのご協力をお願いいたします。

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2007年11月18日(日)付 BPKS サタール・デュラル氏からのメール

バングラデシュの緊急事態について

親愛なる皆さま
 バングラデシュの障害者を代表して、常に皆さまが私たちのことを考え、共にいてくださることに感謝します。多くの支援者の方から、バングラデシュや障害者の状況についてお尋ねをいただいています。ありがとうございます。

 さて、今回、サイクロン「シドル」は11月15日午後6時45分(現地時間)にバングラデシュ南西部の海岸地域を直撃し、甚大な被害を残しながら進んでいきました。バリシャル(Barishal)、パトゥアカリ(Patuakhali)、クルナ(Khulna)、サトキラ(Satkhira)、バゲルハット(Bagerhat)、ボラ(Bhola)、ピロジポア(Pirojpore)、ボルグナ(Borguna)、ラクシュミプール(Lakshmipur)そしてジャロカティ(Jhalokhati)の各県で「シドル」による甚大な被害が発生し、生命、財産、家屋、施設、穀物をはじめほとんどのものが台無しになってしまいました。これらの「シドル」が直撃した地域のうち、BPKSはバリシャル、サトキラ、ボルグナ、ラクシュミプールそしてジャロカティでこれまで事業を行っていました。

 報道によれば、サイクロンによってすでに死者の数は2100名を超え、その数は時を追うごとに増加しています。また、何千もの人たちが行方不明になり、また、多数のけが人が出ています。特にトタン屋根と泥で作られた海岸沿いの家は、そのほとんどが土中に没しました。犠牲者の実数は、沿岸部のさまざまな地域から報告があがる度に増えています。当該の地域から聞くところによると、ほとんどの樹木とあらゆる穀物が完全に損失しました。豪雨と嵐によってもたらされた大洪水は何十万の家畜を押し流し、家屋などもひどい損害を受けました。何百もの遺体(男女・こどもを問わず)が水中に浮かんでいるのを見ることができます。情報によれば、実際の犠牲者や財産的損失は私たちが想像するよりも大きく、数日中に確認されるであろうとのことです。海岸地域は金曜日から、電力供給も、電話回線も途絶えています。交通システム(道路)も、完全に破壊されました。被害を受けた県では、金曜日の夜まで首都との間で通信と道路によるリンクが寸断されていました。国全体が闇に包まれ、地方紙は全国的な送電網の受けた被害のために発行できなくなりました。国営テレビも3時間ダウンしました。空の便も長い時間中断を余儀なくされました。

 150艘ほどのトロール漁船も失われました。サイクロンによる5メートルほどの高潮のために被災地の多くが水につかりました。農業省によれば、11の海岸沿いの県では約95パーセントの実りつつあった穀物が「シドル」のために甚大な被害を受けました。エビの養殖場も同様に被害を受けました。

 サイクロン「シドル」は障害者が多くを占める最貧困層にもっとも大きな爪痕を残しました。彼らは、即時的な救援を必要としています―直ちに、彼らの命を救うために。そして、通常の生活へと復帰していくためにも、即時的な復興援助も必要とされるでしょう。

 さて、私たちは現在、「シドル」で被災した地域のうちBPKSが活動を展開している県で、救援活動を進めようと、CBMIとともに準備を行っています。すでに地方事務所や協力団体には必要な指示を行い、通信が途絶えた地域には本部から人を派遣しています。また、海岸地域の救援プログラム全体を調整、管理するためのチームを本部に立ち上げました。この救援プログラムを通して、6000名の障害者とその家族を救援する予定にしています。各世帯は25ユーロ相当の救援物資を受け取ることになっています。その中には、緊急性に応じて、コメ、豆、塩、砂糖、石けん、ろうそく、ジャガイモ、生理食塩水などが入ります。5人家族であれば、20日分の食料が保障されることになります。

 BPKSは洪水後の復興プログラムを実行しています。「シドル」で被災したバリシャルとジャロカティの両県では、私たちがすでに行っている復興プログラムに組み込みました。現在他の3県(すでに私たちが展開している地域)の復興プログラムへも働きかけていこうと考えています。

 最後に、私たちの国全体、そしてあらゆる人びとが何らかの形で被災しているということを付け加えたいと思います。 

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