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2006年2月 8日 (水)

国連会議場から(7)

1月31日火曜日  DPI事務局 崔

ついに最終週に突入です!それにしても長い、3週間は・・・。こんなんあり?って感じですが、気合を入れてがんばりますということで、今週からはDPIのわれらがキムさん他、日身連とJDから1名ずつ2名の方が傍聴にいらっしゃっいました。先週末でお帰りになった長瀬さん、最後「イースト」(行きつけの飲み屋)でしめられずに残念・・・。大変お疲れ様でした。通訳の城田さん、2週間本当にお疲れ様でした。

今日は議論沸騰、百家争鳴、第2条定義条項の審議がありました。この条約の根本にかかわる重要な条項です。障害、障害者、コミュニケーション、合理的配慮などなど、世界には200近い国がありますが、それらの多くの国に受け入れられる定義をつくろうっていうんですからこれは大変です。

さて、朗報と言っていいでしょう。

「差別」の定義の議論の中で、合理的配慮の欠如は差別であるかどうかということがあります。
DPIをはじめ多くの障害者団体は合理的配慮の欠如は障害者への差別である、と訴え続けてきました。しかし、今までは、条約上「差別」となると、即時的な差別是正の措置を採らなければならなくなるということで、各国政府は差別の定義の中に合理的配慮の欠如を入れ込むことに及び腰でした。しかし、今回はどうも各国政府の意見が違ってきました。多くの国が「差別」の定義に「合理的配慮の欠如」を含めるということに賛成しだしたのです。確認できたことではないけど、もしかしたらIDCなどからの強力なロビーがあったのかもしれません。ともかく、差別の定義に含まれることになれば、これはそれこそいろいろな面でパラダイムの転換をもたらす可能性があります。
しかし、残念ながら、従前の立場どおり日本政府はそれに賛成できないという発言をしました。

とにかく合理的配慮はこの条約の根幹をなすイシューのひとつです。
条約で差別と認められた場合でも逆に合理的配慮をとても狭く解釈しようとする動きが出るかもしれませんね。当事者がまず合理的配慮についての理解を深めて行く取り組みが求められるでしょう。それと平行して日本政府に対し、理解をもとめる運動が必要になるでしょう。
今後の議論を見守りましょう。

また、障害と障害者の定義については、2つともいらないという意見と、障害だけ必要という意見、両方あったほうがいいという意見がありました。今までの特別委員会の議論の中では、障害や障害者の定義は必要ないという意見もかなり根強いものがありました。しかし今回の特別委員会の議論では、少なくとも障害の定義は必要ではないかという意見が強くなってきているようです。

また午後にはDPIのミーティングがありました(写真)。
今後の世界評議会の日程の件や、世界会議韓国大会にも関連して今後のDPIの運動の方向性や目的などが話されました。条約の履行や女性問題などがあがっていました。

明日は障害女性と子どもの議論が本格的に始まります。

ではまた・・・。

AdHoc060131

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