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2006年1月26日 (木)

国連会議場から(4)

1月23日(月)      DPI日本会議事務局 崔

今日は午前がモニタリングについて国連人権高等弁務官事務所という人権関係を専門に扱う国連の機関からのプレゼンテーションがありました。午後は、第23条「家族」条項の議論。ここは、関心の高い条項で、この日の最後まで続きました。
例えば、どのような議論があったかというと、議長草案のパラグラフ1-aに「セクチュアリティの経験」という文言や「性的関係その他の親密な関係」を平等に制限されない、という規定があります。障害者が非性的な存在として長い間みなされてきたという歴史から、これらの言葉を残すようアメリカ、カナダなどは主張しています。しかし特にイスラム圏諸国はこれらの文言を削除するように求めています。文化的に婚姻外でのこうした関係が理解できないといった理由などがあるようです。

 また「一般に適用のある国内法や慣習・伝統によって」という言葉があります。これはもともとこの条項が、障害者を差別していると考えられる伝統や文化がある国から受け入れられないということを避けるための文言です。しかし、EUやカナダやニュージーランド、アメリカなどは、この部分の削除を求めていました。逆にアラブ諸国やアフリカの国は、文化の多様性や家族の解釈の多様性などから、この文言を残すよう求めています。国内人権機関の代表で発言したアイルランドのジェラルド・クィン教授は強い調子で削除を主張しました。

 今日から25日の水曜日間での3日間、ろうあ連盟の方が傍聴にいらっしゃいました。写真は世界ろう連(WFD)のリサ・カウピネンさん(右)などと交流する日本のろうあ連盟の方々です。

AdHoc060123

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